スライドの作り方3

タイトルスライドを作ろう

それでは、スライド作りに取りかかりましょう。タイトルは決まりましたか?まずは、プレゼンテーションの1枚目を飾るタイトルスライドを作りましょう。


目次:タイトルスライドは発表の顔タイトルスライドには何を書く?中央揃え+右揃えはもう古い!?ジャンプ率デザインの統一


タイトルスライドは発表の顔

タイトルスライドは発表の顔です。もちろん、自分たちが何者で、これから何について話すのかを紹介するのが一番の目的ですが、もともとは自分たちの発表内容に興味のない聴衆にも「お、おもしろそうな発表が始まりそうだな。」と思ってもらえるようなものができると100点です。タイトルスライドに書く項目は少ないですが、しっかりと愛情をもって作りましょう。

なかなか興味を持ちづらい??

タイトルスライドには何を書く?

タイトルスライドには、「タイトル・発表者の名前と所属・発表会の名前・日付など」の項目を書きます。タイトルと発表者の名前と所属は必ず書かなくてはならない項目ですが、他の項目については自由です。あまり項目が少なくても寂しいので、先生とも相談して、自分たちで何を載せるのがよいか決めましょう。

中央揃え+右揃えはもう古い!?

上の例のようにタイトルは中央揃え、名前と所属は右揃えにしてしまいがちですよね。しかし、人の目線は横書きの場合、左端から始まります。中央揃えと右揃えでは行頭を見つけにくく、受け手にとって見づらい資料になってしまいます。スライド中にタイトルと名前だけであれば全て中央揃えでも構いませんが、発表会名や日付など項目が増えてくると、中央揃えでも読みづらくなってきます。そんなときは、迷わず全てを左に揃えてしまいましょう!!

中央揃え+右揃え
すべて中央揃え
すべて左揃え(オススメ!!)

ジャンプ率

資料作成におけるデザインの役割の一つは、内容の構造を見た目に反映させることです。つまり、どの部分がより重要なのか、瞬時に把握できるようなに情報に階層構造をもたせるようにしましょう。タイトルスライドでは、「タイトル>発表者の名前と所属>発表会の名前>日付など」の順で重要度が高いので、タイトルが一番目立つようにします。タイトルは大きな文字で書いたり色をつけたりして目立たせるだけでなく、重要度の低い項目は思い切って小さな文字にすることが重要です。差を大きくしてジャンプ率を高くすることで、目線を誘導することが可能になります。色だけでなく、太字や文字の大きさで差をつけるのがより効果的です。色覚バリアフリーの観点からも色だけに頼るのは避けましょう。

ジャンプ率低い
ジャンプ率高い

デザインの統一

タイトルスライドと研究の内容を書くスライド(コンテンツスライド)は、デザインの3大原則のページでも触れたように、統一感のあるデザインになるように心がけましょう。下の例のようにテーマカラーとフォントは同じものを使うと統一感が出ます。

例1|青塗り、メイリオ
例2|緑文字、游ゴシック